2019年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

トモフトでは昨年度、主な主催事業としてフットサルオープンリーグ関東交流会、コルツァカップを開催しました。

オープンリーグは2015年に精神障がい当事者の企画・運営でスタートし、以後も形を変えながら「障がいや困難のあるなしにかかわらず、フットボールを通じてコミュニケーションをはかりみんなが楽しめる空間を作る」ことをコンセプトに進めてきました。毎年100人ほどの参加をいただき、定着したイベントとなっています。今後もさらに様々な参加者を募り、コミュニケーションの幅を広げていきたいと考えています。

コルツァカップは競技として「一歩先の自分」を目指す大会として設定し、地域大会・全国大会を目指すステージとして行っており、プレ大会を含めると8回を数えるまでになりました。今後もこの理念は変えずに、しかし初心者が入りやすいような仕掛けを作っていきたいと考えています。

一方、まだ精神障がい者のスポーツ参加は進んでいません。様々な要因はありますが、「自分は運動が苦手」「できるはずがない」といった「自分自身への偏見」が強くあると思っています。このような考えを払しょくするために、トモフトはスポーツや運動の楽しさを伝えることのできる人を病院や支援施設、メンタルヘルスや障がい者雇用を考える企業に派遣する事業を考えています。スポーツは自己効力感や仲間意識を高める効用があると考えています。また、スポーツを通じて障がいや困難のあるなしにかかわらず交流し、相互理解を持つことができます。

そうはいっても要は「みんなで身体を動かして楽しみましょう!」というのが基本の思いです。気軽に練習や試合、運営に参加していただければ幸いです。千葉で楽しみながら、いつの間にか社会が変わっている、そんな活動にご支援・ご協力ください。

平成31年元旦
千葉『共に暮らす』フットボール協会(トモフト)
理事長 佐々 毅